~歯とお口の健康、今見直しませんか?~
6月4日からの1週間は「歯と口の健康週間」です。
私たち男鹿・潟上・南秋歯科医師会では、地域の皆さんがいつまでも「自分の歯で食べられる」ことを応援しています。
「むし歯は子どもだけの問題」「歯が痛くなったら歯医者へ」
そんなふうに思っていませんか?
実は、お口の健康は全身の健康・生活の質に深く関係しています。
今回は、秋田に暮らす皆さんに向けて、年代別に知っておいていただきたい“お口の大切な話”をまとめました。
◆ 子どもたちへ ~むし歯ゼロで未来へGO!~
秋田県は、子どものむし歯が多い地域といわれた時期がありました。
最近はよくなっていますが、毎日の仕上げ磨きやフッ化物塗布など、家庭と歯科医院の連携が重要です。
- 幼児期は「歯みがき習慣のスタート」がカギ
- 小学生には「むし歯ゼロの自信」と「歯肉炎の予防」
- 中高生は「見た目」も気になる時期。矯正やホワイトニングの正しい知識も
歯医者さんは、痛い時だけじゃなく、守るために通う場所です。
◆ 働き盛りの方へ ~お口のメンテナンスで人生の質が変わる~
仕事や子育てに忙しく、「歯医者はつい後回し」という方も多い世代です。
しかし、実は歯周病が始まりやすいのもこの時期。
放っておくと、40代から歯を失うリスクが一気に高まります。
- 歯周病は「静かに進行する病気」
- 放置すると糖尿病や心疾患との関連も
- 年1〜2回のプロによるケアで“守れる歯”に
秋田では働き世代の健診利用率が課題です。今こそ、未来の自分に投資を。
◆ 高齢者の方へ ~噛めることは、生きる力です~
近年、「オーラルフレイル(口の機能低下)」が注目されています。
噛む力・話す力の低下が、全身の衰えにつながることも。
「義歯が合わない」「食べづらい」など、我慢せずぜひご相談ください。
- 入れ歯のメンテナンスは3〜6か月に1回が目安
- 飲み込みや滑舌のトラブルは、専門的ケアで改善可能
- 男鹿市の訪問歯科もご活用ください(自宅や施設で診療可能)
健康寿命を支える“最後の砦”は、お口です。
秋田でできることを、今からはじめよう
秋田では、保健センターや地域の歯科医院で、フッ化物塗布・歯科健診・口腔機能評価など、さまざまな支援を行っています。
あなたの「今」の選択が、10年後の笑顔を守ります。
むし歯予防週間をきっかけに、ご自身やご家族のお口と向き合ってみませんか?
気になることがあれば、お近くの歯科医院へお気軽にご相談ください。